いま世界中で問題になっている新型コロナウイルスに関して、論文を読んだのでその情報共有をとおもいます。

経緯

2019年12月から中国の武漢で謎の肺炎の集団発生がわかっていて、2020年1月に新型コロナウイルスが原因と判明しました。

日本国内では2020年1月16日に初めて感染が報告されました。

そもそもコロナウイルスとは

一般的なコロナウイルスは我々も感染したことがある方も多く、全体の風邪の10-15%といわれています。今回は既知の型とは違う新型コロナウイルスが流行している状況です。

数年前に流行ったSARS、MERSもコロナウイルスに属し、それぞれ致死率が高く、SARSは10%、MERSは30%。

今回の新型コロナウイルスは現時点ではSARSやMERSに比べ致死率が低いことがわかっています。

症状など

幅広い年代に発症しているが、多いのは50-60歳であり、潜伏期間は4-7日といわれています。

これらの好発年齢や潜伏期間はもう少し症例が増えさらに全貌が明らかになれば、今後かわっていく可能性もあると思われます。

初発症状は発熱(98,6%)、倦怠感(69.6%)、乾性咳嗽(乾いた咳)59.4%と報告されています。

基本的には発熱と呼吸器症状がでることが多いですが、上の数字をみると咳がでないパターンも4割ほどあるようですね

重症化するのは、呼吸困難のための重症化が多く、高齢者基礎疾患のある患者さんが重症化することが多いようです。この辺はテレビでも報道されている通りですね。

レントゲンでは、両側性の斑状陰影やすりガラス影がみられるそうです。

中国の報告では、軽症例が80.9%、重症が4.7%だったそうです。致死率は2.3%

感染力

1人の患者から2.2人に感染すると報告されている。おおむね季節性インフルエンザと同等の感染力といわれています。

予防は標準予防策にくわえ、接触予防と飛沫予防を行うとのことです

我々が日常生活で行えることは、ひとごみにいかないことや一般的な手洗い、むやみに公共のものにさわらないことですかね。感染の疑いのある人はマスクなどをし、感染拡大を防ぐことが重要とおもわれます。

治療

現時点では、対症療法が主な治療法となっています。

抗ウイルス薬がないため、いろいろなその他のウイルスで使われているような抗ウイルス薬がためされているようですが、現時点では著効しているものはないようです。

なので発熱などの症状に対し、それぞれ治療をおこなうことがメインとなっています。ただし感染した場合は、感染を広げないようにしていくことが重要ですね。

致死率

中国での致死率は2.8%だが、その他の国では0.7%と大きな差があるようですね。

論文をよんで、大まかにまとめたらこのような形になりました。

感染者数など時々刻々と変化しているため、どんどん新しいことや治療法など判明してくるかもしれません。

一応現時点で、判明していることに関して、日本内科学会での論文ベースにまとめさせていただきました。みなさんの知識の助けになればと思います。