今回は子供が股関節が脱臼している、または股関節が固いといわれたときに向けてのお話です。

疾患についての細かい内容は、医療従事者向けで別記事で触れています。

股関節がはずれているとは

一般的には先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)のことをさします

3か月検診などで小児科で指摘され、疑わしい場合は総合病院の整形外科などに紹介になる場合が多いです。

先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)は、早期に治療が必要な疾患であり疑わしい場合はかならず検査を行わないとなりません。

どういう時に検診でひっかかるのか

3・4か月検診でひっかかることが多いですが、検診では股関節脱臼を見逃さないためにいくつかチェックポイントをみています。

1 開排制限(股関節が固いかどうか)
2 大腿皮膚溝の左右差(ふともものしわに左右差があるか)
3 家族歴
4 女児
5 骨盤位分娩

この項目から2項目以上該当した場合は整形外科でレントゲンなど含めた追加の検査を行うことが推奨されています。

ここだけみると女の子で骨盤位(逆子)っていうだけで2項目該当してしまうので、それだけで検診でひっかかってしまうのです。

なので、検診でひっかかってしまったからといって、あわてなくて大丈夫です。

検診でひっかかってしまったら

その場合は、整形外科に受診するように言われると思います。

先ほど述べたように、その場合はあわてずに紹介をうけた整形外科に受診してください。

その日のうちに行かなくてはいけないような病態ではないので、数日以内に受診すればいいでしょう。週末であれば、週明けに受診するくらいのスピード感で大丈夫です。

整形外科に受診後は、身体診察・問診・レントゲン・(超音波検査)を行います。それぞれ、総合的に判断し、実際に股関節が外れているのかどうかなど診断となります。

実際には、検診でひっかかってしまっても、実際に股関節脱臼しているケースは少ないですが、見逃してはいけない疾患のため必ず細かくみてもらう必要があります。

まとめ

子供が股関節が脱臼している、股関節が外れている、股関節が固いなどと言われた場合のことをお話しました。

検診ではチェック項目で、機械的にひっかかってしまうため、検診でひっかかってしまった場合も慌てなくて大丈夫です。

整形外科で細かく調べると実際はなんともないことが多いです。

ただし、実際に股関節が外れている先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)の場合は装具加療など、治療が必要になるのでしっかりと調べることが大事です。