今回はO脚についてお話しようと思います。特に小児のO脚についてお話します

O脚の診断、鑑別疾患についてお話します。

診察

まずは、診察上簡便に検査できるものとして、左右の足関節内果をそろえた状態で左右の大腿骨内顆の間の距離を測ります。3横指以上あると程度としては強いので要注意です

家族ががに股じゃないかと心配でくることが多いですが、実際に大腿骨内顆間の距離を測ると1横指未満のことはよくあります。

鑑別疾患

基本的にはほとんどが生理的O脚にあてはまることが多いですが、見逃してはならないのが

✓ くる病
✓ Blount病

上記2つはレントゲンである程度判断できるので、両下肢全長のレントゲンをとることが望ましいです。

くる病

レントゲン画像で、くる病では、
cupping(骨幹端がカップ状に中央がへこむ),fraying(骨幹端の毛羽立ち),splaying(骨幹端が横に広がる)などをみとめます。

blount病

続いて、blount病
まず、blount病は脛骨内側の成長障害であり、レントゲンでMDAを測定することで鑑別できます。

MDAは、近位骨幹端の内側と外側を結んだ線が脛骨軸と直行する線となす角度です。10度以上の場合はblount病を疑うような所見となります

レントゲンでもくる病の可能性が高ければ、採血検査を追加で行うとよいでしょう。

採血では、カルシウム、リン、アルカリフォスファターゼ、インタクトPTH、25(OH)Dなどを検査項目に加え採血検査を行います。

まとめ

O脚の子供を見た場合ほとんどが生理的O脚ですが、中にはくる病、blount病などのことがあるため、レントゲンや採血検査などをおこない鑑別していくことが大切です