今回は先天性内反足についてお話しようと思います。

先天性内反足とは、その名の通り先天疾患であり出生直後より診断可能な病態です。

疫学的には頻度は、1000人に1人ほどであり、そのうち半数は両側性です。

内反、内転、尖足、凹足をしめします。徒手的に矯正がむずがしく、足部が硬という印象をうけるとおもいます。

診断としては、肉眼的な見た目とレントゲンをあわせて評価します。

レントゲンでは
① 距踵角が小さくなる(距骨と踵骨が重なってみえる)
② 脛踵角が大きくなる

事が特徴です。

そのため、レントゲンは
足部正面像、最大背屈位像
の撮影が必要です

外観はある程度、経験が必要にはなると思いますが、矯正できないほどの硬い足部であれば疑うべきだと思います。ただ、矯正可能な内反足位などの可能性もあります。

しかし、先天性内反足は早期な治療介入が必要な疾患であり、疑われた場合は早期に専門病院への紹介を行わなければなりません。なので、あまり自信がない場合は、専門病院への紹介という形をとっておいたほうが、無難と考えます。

治療としては、現在のスタンダードはponseti法によるギプス矯正→アキレス腱切離→装具治療といった流れになります。

おおまかな流れとしては

ponseti法によるギプス矯正を週に1回程度を1-2か月おこない、そこで尖足が残存することがほとんどであり、その尖足を治すためにアキレス腱切離をおこないます。
その後、ギプス固定を3週程度おこない装具加療に移行します。はじめは24時間装着しているが、成長にあわせて、装着時間を短くしていきます。

いずれにしても、先天性内反足の疑わしい患者さんを診た場合は、早期に専門病院での治療をおこなう必要があるため、自信がなければ診断がつかなくとも専門病院に紹介するのが重要といえるでしょう。